儲けの原則
会社が急激に成長している過渡期には、
よく「どうやってビジネスモデルを考えているのか」、
質問をうけていました。
私達が、ビジネスモデルを選ぶときには、
儲けの10原則チェックリスト⇒たった1つの検証事項を踏まえて、
ビジネスを選んでいました。
ひとつ、ひとつ説明します。
儲けの10原則チェックリスト
(1)初期投資が安い、かからない
(2)在庫を抱えない
(3)粗利が高い
(4)定期収入がある。毎月の課金モデルがある。
(5)市場が大きい
(6)成長性が高い
(7)参入障壁を構築できる
(8)安価に顧客に広告や営業など、リーチさせる方法がある
(9)作業をマニュアル化できる。属人的でなく、凡庸的である。
(10)必要な人員が少なく、売上に比例して人を増やさなくていい
(1)初期投資が安い、かからない
ビジネスは小さく始めて、大きく育てるべきです。
運営を行なう上で、どうしてもコストはかさむので、
初期投資はできるだけ安くすむものを選ぶべきです。
(2)在庫を抱えない
在庫を抱えるビジネスよりも在庫を抱えないビジネスの方が、
コストも空間も不必要になり有利です。
特に、食材のように長期間、保存が出来ない商品を扱う業種や、
流行に大きく影響されるような業種は、
在庫を抱えるリスクが一層高くなります。
(3)粗利が高い
反対にいうと、原価が安いビジネスを選択することを考えてもよいです。
(4)定期収入がある。毎月の課金モデルがある。
少しでもよいので、必ず定期的に収入が入るような収益モデルを構築する、
もしくは成長させれば、構築できるようなモデルを考えておきましょう。
ここまでは、ホリエモン大先生が言っていたことを忠実に考えているだけです。
(5)市場が大きい
意外に考えていない人が多いのは、この「市場の大きさ」です。
このマスが小さいと、どれだけ頑張っても儲けの限界が知れてしまいます。
市場の大きさの参考はこちら⇒http://visualizing.info/cr/msm/
(6)成長性が高い
成長性が高い分野に事業をおいていれば、
既存のビジネスモデルを真似している分には、負けません。
顧客が勝手に成長してくれるというのも魅力的です。
(7)参入障壁を構築できる
他社にパクられないような仕掛け作りです。
マイケル・ポーターの【ポーターの競争戦略】を、参考にしていました。
(5)~(7)は、
会社の規模や、個人でやる場合にどこまで儲けたいかによって、
判断に組み込むかかわります。
1,000万円以上の売り上げを狙いたければ考えるべき事項になります。
(8)安価に顧客に広告や営業など、リーチさせる方法がある
プロモーションの手段は多くありますが、
それが安く出来るかどうか考えることも大切です。
最近では、ソーシャルでのバイラルが挙げられますが、
果たしてきちんと宣伝になるのかどうか
検証してみましょう。
(9)作業をマニュアル化できる。属人的でなく、凡庸的である
そのヒトしかできない!というようなビジネスは、
絶対に成長しません。
誰にでもできるようなモデルだからこそ、儲けの拡大も狙えます。
(10)必要な人員が少なく、売上に比例して人を増やさなくていい
起業のコストで最も多くを占めるのが人件費です。
その費用を増やすことなく、売り上げを上げるモデルが良いでしょう。
いかがだったでしょうか。
当社は、多くのメンバーと一緒に過ごすことが幸せなことだと考えていますので、
大切な(10)の原則を結構、無視しています。
このように、自社のベクトルに合わせて、
儲けの原則から必ず照らし合わせる事項と
そうでない事項を決めておくと良いと思います。
そして、最後のステップを経て、実際に事業を開始します。
想定顧客へのリサーチ
お金を払ってでも、そのサービスを必要と思うお客様がいるかどうか、
それを実際にリサーチします。
やり方は簡単で、想定顧客10~100名に直接聞き取りを行なうだけです。
これを行なうだけで、
『実際にスタートをきったけど、顧客がいなかった』というパターンを、
防ぐことが出来ます。
こちらも有名な書籍リーンスタートアップに書かれていることですので、
興味のある方は、是非ご一読下さい。